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遺跡発掘調査について
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事業分野

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事業分野【賃貸事業】遺跡発掘調査について

 遺跡発掘調査

  サン・サカエビル建設に伴う発掘調査について  

  この度、サン・サカエビル建設に伴い名古屋市中区栄1丁目に所在する竪三蔵通遺跡の発掘調査を行いました。
発掘調査は、名古屋市教育委員会事務局生涯学習部文化財保護室、水野裕之氏の指導・監督のもと株式会社イビソク様にて行われました。
調査記録・出土遺物などは、名古屋市見晴台考古資料館に保管してあります。
 

    遺跡名   竪三蔵通遺跡 (たてみつくらどおりいせき)  

    所在地   名古屋市中区栄1丁目2410-1,2436-1  

    調査期間   2004/12/24~2005/2/10  

    調査面積(m2)   200  

    種別   集落跡  

    主な時代   縄文~近世  

    主な遺構   土杭、柱穴、溝、竪穴住居  

    主な遺物   縄文土器、石器、弥生土器、古墳時代土師器、須恵器、中世陶器、近世陶磁器  

    保管場所   名古屋市見晴台考古資料館
〒457-0026 名古屋市南区見晴台47
052-823-3200
 

    編集機関   株式会社イビソク
〒504-0854 岐阜県大垣市築捨町三丁目102番地
0584-89-5507
 

  調査前風景(西面から)
調査前風景(西面から)
床面検出状況(南西面から)
床面検出状況(南西面から)
 
調査区完堀状況(西面から)
調査区完堀状況(西面から)
 


 

 地理的環境

  身近な文化と歴史をお伝えします  

  名古屋市街地の中心部には、今からおよそ6万年前の新生代第四紀更新世に、河川によって運ばれた土砂が堆積し形成された台地が広がっており、この台地は熱田層と呼ばれる粘土、シルト、砂などから成る水成堆積層です。そして、北西から那古野台地、熱田台地、御器所台地、瑞穂台地、笠寺台地に分けられます。

本遺跡は、このうち最も西側に張り出した那古野台地の南西部、標高5~10mに立地し、堀川をはさんで西に広がる沖積平野を望む位置を占めます。今回の調査地点は名古屋城下町を東西に区切った谷に望み、旧地形は南東に向かって傾斜していく地点です。下りきった谷部分には紫川が流れていました。(旧紫川遺跡)
 


 

 歴史的環境

  貴重な歩み  

  竪三蔵通遺跡は、旧石器時代から近世にわたる複合遺跡です。
旧石器時代ではナイフ形石器が出土しており、現在のところ名古屋台地で最も古いとされる遺跡です。
この周辺では南側の若宮大通り沿いに、縄文土器などが出土している旧紫川遺跡、そして伏見通りを挟んで東側には、古墳時代・古代~近世までの複合遺跡である白川公園遺跡が確認されています。
 
古墳時代 宇田型甕
古墳時代 宇田型甕
 

  ■弥生時代
最も著名なものは、当遺跡から南へ約3kmほど下った場所にある高蔵遺跡です。弥生時代前期の環濠集落が確認されており、大集落が形成されています。

他に東古渡町遺跡で弥生時代後期の竪穴住居が確認されています。この時代の方形周溝墓は、古渡町遺跡や古沢町遺跡、弥生時代中期のものとしては、高蔵遺跡の西半と正木町遺跡で確認されています。
 
弥生時代
 

  ■古墳時代
大集落が形成されていたと思われる正木町遺跡、その南隣にはおびただしい数の竪穴住居が確認された伊勢山中学校遺跡などが確認されています。これらの集落跡と同時期の古墳として、名古屋台地でも北寄りに、那古野山古墳、大須二子山古墳、南寄りでは、熱田神宮の北西に墳長151mの規模をを誇る断夫山古墳が、そのすぐ南に墳長70mの白鳥古墳があります。

竪三蔵通遺跡の過去の調査でも古墳時代中期から後期の竪穴住居が多く確認されており、これら古墳との関係が注目されています。
 
古墳時代
 

  ■古代
東海地区最古の寺院である尾張元興寺跡があり、出土瓦の年代観から7世紀中頃建立されたとされています。また近接する東古渡町遺跡では、飛鳥時代から奈良時代にかけての竪穴住居が確認されており、正木町遺跡でも倉庫群と考えられる掘立柱建物を4棟確認。ここでは羊形硯や「黒見田」の刻書がある須恵器の長頸壷が出土されており、愛智郡衙の可能性が高いとされています。
 


 

 調査の結果

  素晴らしい遺物の数々  

  今回の調査では、ピット135基、土坑38基、住居跡2棟、溝5条の遺構を検出しました。検出された遺構を出土遺物によって、古墳時代、鎌倉時代、江戸時代前期の大きく3つに分けることができました。  

  ■古墳時代
古墳時代の古い時期で、第14次調査地点に続く溝で方形を呈する可能性が高いものを検出できました。

出土した遺物は、今回の調査における全出土遺物量の9割以上を占めています。出土遺物は、高坏、壷、甕などです。また出土品として注目されるものに、ガラス玉が挙げられます。直径1.88cmの少々いびつな球形を呈し、分析の結果、カリガラスであることがわかりました。古墳時代前期あるいはそれ以前の遺物であると考えられます。用途は不明ですが、この時代のガラス玉としては大きい部類に属します。

古墳時代の新しい時期では、住居跡を2棟検出することができました。一辺が5mを越える住居で6世紀から7世紀前半の住居跡と考えられています。
 
出土遺物
出土遺物
 

  ■鎌倉時代
遺構の一部は井戸と考えられる場所で瓦器が出土されています。椀形が崩れた瓦器椀終末期のもので、13世紀の中葉から後半の近畿地方からの搬入品とおもわれる山茶碗の碗と皿がまとまって出土しています。こうしたことから、この時期に近畿からの流通があったことが推測されます。
 
出土 ガラス玉
出土 ガラス玉
 

  ■江戸時代
検出された遺構は遺物の埋没状態から廃棄土坑であると考えられます。埋没時期は17世紀第2四半期頃であると考えられています。出土量は少なく、半筒碗、天目茶碗、丸碗などが出土されており年代は16世紀末から17世紀後半であると思われます。
 
江戸時代 半筒碗
江戸時代 半筒碗
 


 

 あとがき

  以上は、株式会社イビソク様の調査報告書より抜粋させて頂きました。
遺物写真は寿福写房様が行いました。発掘調査および報告書作成にあたり、下記の方々からご協力・ご指導を賜りました。記して感謝の意を表します。(五十音順、敬称略)

伊藤厚史・木村有作・纐纈茂・高橋健太郎・竹内宇哲・早野浩二・藤井康隆・水野裕之・南園町2丁目南部町内会・松田訓・宮腰健司・村木誠
 

 

 
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